バフェットは次の暴落待ち?

(Vol. 709/730)
気になる記事を見かけました。
アメリカの著名投資家
ウォーレン・バフェット率いる
バークシャー・ハサウェイの
現金比率が2016年以降上昇し、
現在手許現金が1,100億ドル(12兆円)
に達しているそうです。
今年7月にアメリカのダウ平均株価が
史上最高値を更新したり、
米中関係の悪化懸念などで、
いつ暴落が来ても驚けない場面
ではありますからね。
NYSE(ニューヨーク証券取引所)とナスダックの合計時価総額を米国の名目GDP(国内総生産)で割った値であるウォーレン・バフェット考案の『バフェット指数』(100%を超えると過熱水準)をみると、現在は150%と過去最高水準にある。
エール大学のロバート・シラー教授が考案した『シラーPER』も現在30倍を超えているが、過去の相場で『シラーPER』が30倍を超えたのは2000年のドッドコムバブル時と世界恐慌がおこった1929年の2回しかない。
通常のPER(株価収益率)も歴史的に高水準にあるが、悪材料が出ても市場は材料視しておらず、その楽観は過剰と判断される水準に達している。バフェットは、バフェット指標(米国株式市場の時価総額の名目GDPに対する比率)が150%近い現状では、バフェットは少なくとも長期の買いポジションを持つ時期ではないという判断のようだ。
(出典:トウシル)
ちなみに、バフェットの前回の
現金ポジションのピークは
2007年の金融危機前の433億ドル。
2008年中のリーマンショック中に
GS証券の株を安く購入して
資産を増やしたが、
2008年末の現金ポジションは
255億ドル。
相場が高い時に売り抜けて
現金ポジションを高め、
暴落時にそのキャッシュで
安く買って儲ける。
いわゆる、「逆張り投資」ですね。
後からチャートを見ると
「逆張り」すれば
儲かることはわかりますが、
実際には心理的に
むずかしいものがあります。
ですが、投資の達人が「逆張り」
の準備に入っていることを思えば、
そろそろ零細投資家も
現金ポジションを増やすことを
念頭に置いて、
投資行動をしたほうがいい
のかもしれませんね。
まあ、この判断が
むずかしいのですが(笑)
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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