2015年のふるさと納税の手続きはお早めに! ふるさと納税体験記(2015年)

いろいろなところで見かける『ふるさと納税』ということば。2015年11月末現在、「興味はあるけどやっていない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。そんな方のために、私の2015年のふるさと納税の体験記をポストします。
10月末にふるさと納税した日田市、庄内町、天童市からの手紙
目次
ふるさと納税の簡単な概要
まずは簡単な概要から。ふるさと納税は、ざっくりと言えば、自治体に寄附をすると、実質2000円の負担でその寄附をした自治体からお礼として特産物等がもらえる制度です。
寄附自体いくらでもすることは可能ですが、実質2000円負担でおさめるためのふるさと納税の上限金額は、年収や家族構成により異なりますので注意が必要です。( その目安は総務省のふるさと納税のページで確認できます)
表の見方ですが、例えば、寄付者が独身で給与収入が500万円ならば、6万7000円が上限金額の目安となります。この場合、2000円を除いた6万5000円が所得税(申告年度)・住民税(申告の翌年度)から控除されることになります。
ただし、住宅ローン控除、医療費控除等により税金が減る場合、ふるさと納税の上限金額もそれに応じて減ることになります。表中の数値はあくまでも目安・参考の数値ということにご留意ください。
ふるさと納税のながれ
ふるさと納税の上限金額を確認
今年の予想収入に応じたふるさと納税の上限金額の目安を確認します。
(参考)ちなみにフリーランスの場合、上限の確認には所得計算のシミュレーションが必要です。ただ、前年と所得があまり変わらないのであれば、課税された住民税のだいたい20%相当額がひとつの目安になると言われています。(多額の寄附を考えている場合、関与税理士さんがいらっしゃると思いますので相談することをオススメします!)
寄附する市町村を選ぶ
特産品や寄附条件等を確認して、ふるさと納税先を選びます
寄附の申し込み
自治体のホームページやふるさと納税サイト等から寄附の申し込みをします
寄附の支払い
申し込みをした自治体に指定した方法により寄附の支払いをおこないます
ふるさと納税ワンストップ特例制度の『特例申請書』を提出
ワンストップ特例制度の適用を希望する場合、『特例申請書』を提出します。ワンストップ特例制度が適用されると確定申告が不要となります。(ちなみに、全額翌年の住民税からの控除となります)
【ワンストップ特例制度の対象者】(以下の3つを満たす場合)
1 確定申告をおこなう必要がない者
2 ふるさと納税をする自治体の数が年内に5つまでの者
3 平成27(2015)年1月〜3月の間に自体体に寄附していない者
特産品、寄付金受領証明書の受け取り
自治体よりお礼の特産品、寄附金受領証明書(平成27年分)が送付されてきます
確定申告
ワンストップ特例制度の適用がない場合、平成28年3月15日までに確定申告をおこないます。
ふるさと納税体験記(2015年)
2015年は、2月にあきる野市(東京都)、10月に天童市(山形県)、庄内町(山形県)、日田町(大分県)にふるさと納税をしました。
2月のあきる野市は、ハセツネ30Kというトレイルランニングのレースのエントリーに失敗したため、主催者のHPであきる野市へのふるさと納税3万円でエントリー権(+食品の詰め合わせ)がもらえるということで申し込みました。
【ハセツネ30K】「あきる野市ふるさと納税エントリー」の流れ
10月の3自治体は、”ふるさとチョイス”というふるさと納税サイトから選びました。
品物を選ぶにあたり、旬が過ぎてる果物等がないのは仕方ないとしても、肉等も品切れ中のものが多く、ふるさと納税の人気の高さにビックリしました。
また私は煩わしいのは避けたかったので、ふるさと納税先を選ぶ際に、クレジットカードが使える自治体を抽出しました。検索した結果、上記の3自治体を選びましたが、それぞれのお礼の品は、天童市は米10KG(つや姫5KG、はえぬき5KG)、庄内町は豚肉(三元豚1.5KGセット)、日田市はホルモンもつ鍋セットでした。
天童市のお米
庄内町の三元豚(一部、食べてますw)
日田市のホルモンもつなべ
お礼の品は申し込みから2〜3週間で届きました。肉類の二つは冷凍で、ホルモンはまだ食べてませんが、豚肉はなかなかおいしいです。でも、保存がきくという意味でお米がいちばんいいチョイスなのかもしれません。個人的には、マンゴー、桃、梨等の季節のフルーツにもチャレンジしたいなあ、と思いました。
お礼の品と同時か同じような時期に寄附証明書が届きました。(確定申告する方はなくさないように!)封書の中にはワンストップ特例制度の書類も同封されていました。手引きが同封されているので、適用を希望する方は提出を忘れずに。
最後に小技をひとつ。私は10月が誕生日月だったので決済にはライフカードを使いました。ライフカードは誕生日月はポイント5倍で、ふるさと納税を誕生日月に寄せると、いわゆる2000円の自己負担部分(またはその一部)をポイントで回収できます!
むすび
ふるさと納税はうまく利用すればお得な制度です。
11月末現在、2015年のふるさと納税はまだ間に合うところも多いので、興味がある方は早めのご検討をオススメします。
Today’s Word (No.18)
<noun>
something, especially money, that you give to a person or an organization in order to help them.
何という言葉を説明しているのでしょうか?答えは【編集後記】の下。
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【編集後記】
昨日は、アメリカ人の友人が帰国するので食事会をしました。彼女のリクエストで羽根つき餃子で有名なニーハオにいきました。おいしかったです!
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【Today’s Word】
A : donation
ふるさと納税は、”a hometown tax”らしいですが、カンマをうってそのあとに制度を説明して使っているようですね。単語だけじゃ、なんだかよくわからない、、、
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