GPIF 年金運用14兆8309億円の赤字

(Vol.527/607)
年金積立金管理運用独立行政法人
(GPIF)による年金運用で、
2018年10月〜12月期は
14兆8309億円の赤字であったことが
公表されました。
昨年秋の下落を
モロに食らった感じですね。
四半期ベースの赤字幅では
過去最大なのだとか。
この四半期の損失で
4月から12月までの通期でも
7兆7668億円の赤字。
運用資金の元手は
年金の掛け金ですから、
多額の赤字のニュースは
聞きたくありませんよね。
ですが、GPIFは図体が大きい
(2018年12月末で約152兆円運用)ため、
頻繁に売り買いするわけにもいきません。
つまり、長期投資が
基本的な投資姿勢となります。
そのため、調整相場も
付き合わざるを得ず、
今回のような下落は直撃します。
けれど、長い目で見れば、
GPIFがTweetしているように
収益をあげています。
GPIFが2001年度に市場運用を開始して以降の累積収益額は、2018年12月末時点で56.7兆円、平均収益率は年率+2.73%になります。年金積立金の運用は長期的な観点から行っており、収益は市場環境により短期的には変動しますが、長期で見れば年金財政の安定に貢献しています。
まあ、いまのところの話ですから
今後どうなるかはわかりませんし、
今後の運用に口を出すこともできません。
けれど、年金はだれにでも関連するお話。
「支払った掛け金が
どのように運用されているか」
知っておいて損はない
のではないでしょうか?
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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