「いだてん」は見事な大河ドラマでした

(Vol. 841/1000)
NHK大河ドラマ
「いだてん」の放送が
終了しました。
感想は一言、
「面白かった」ですね。
放送中は「視聴率が悪い」などと
批判を浴びていましたが、
視聴率と作品の出来は
関係ありませんね。
でも、このドラマが
「視聴率が悪い」というのは、
ある意味では当たり前です。
だって、「いだてん」は
これまでと違うスタイルの
大河ドラマを実験したわけ
ですから。
これまでの大河ドラマは、
戦国時代~幕末を描く
作品が中心でした。
ところが「いだてん」は
幕末以降の明治~昭和を
描く作品でした。
そして、主人公が
前半(金栗四三)と
後半(田畑政治)で
変わるという変則構成。
この時点で「わかりにくい」と、
これまでの大河ドラマの
視聴者(主にお年寄り)は
脱落したようです。
脚本が宮藤官九郎
ということもあり、
これまでの大河ドラマとは
テイストも違ったかも
しれませんね。
でも、ここまで
オリンピック初参加から
東京オリンピック招致までの
物語を描いた作品は
なかったのではないでしょうか?
そして、日本にとって
大事件であった関東大震災や
2度の世界大戦などを乗り越えて
ビジョンを実現させていく
ドラマは壮大でした。
前半で描かれた群像劇的な
物語が伏線となり、
後半でしっかりと
回収されていて
見応えのあるドラマに
仕上がっていました。
そういう意味で「いだてん」は、
まさに壮大な「大河」
だったと言えます。
そして、最後の金栗四三の
エピソードも良かったですね。
金栗さんは
ストックホルムオリンピックの
マラソンに参加しました。
ところが、コースから
外れてしまい
ゴールができませんでした。
時は流れて、金栗さんに
ストックホルムから
一通の手紙が届きました。
ストックホルムオリンピック
開催55周年の式典への
招待状でした。
オリンピック委員会に
金栗さんの棄権の意思が
伝わっておらず、
「競技中に失踪し行方不明」
として取り扱われていました。
式典で金栗さんの
ゴールさせることにしたのです。
日本の金栗、ただいまゴールイン。
タイム、54年8ヶ月6日5時間32分20秒8
これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します。
とアナウンスされました。
金栗さんはゴール後の
インタビューで
長い道のりでした。
走っている間に妻をめとり、
六人の子と十人の孫が生まれました。
とこたえました。
さて、2020年の
東京オリンピック。
今回のオリンピックでは
どんなドラマが
待っているのでしょうか?
来年が楽しみですね。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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