「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」 なにがあっても生きていく

(Vol. 891/1000)
2016年に公開された
「この世界の片隅に」は
クラウドファンディング方式で
製作された映画として
話題になりました。
「この世界の片隅に」は
内容も素晴らしく、
口コミからじわじわ拡がり、
200万人超えの大ヒットを記録。
賞レースでも同時期の
メガヒット作「君の名は」
を押さえ、
アニメーションの賞は
「この世界の片隅に」が
受賞していましたしね。
私も3度目も劇場で観て、
DVDも購入するほど
お気に入りの作品です。
あれから3年、
「この世界の片隅に」では
描き切れなかったシーンを
40分ほど盛り込んで
再公開されたのが
「この世界の(さらにいくつもの)
片隅に」です。
戦争しおってもセミは鳴く。ちょうちょも飛ぶ。
そして、人には人生がある。それが戦争中であっても。
明るくぼーっとした人のように見えるすずさんが
自分以外の「世界の片隅」と巡り合うとき、
すずさんの中にはどんな変化が生まれるのでしょうか。
すずさんの中にあったほんとうのものを見つけてください。
(監督 片渕須直のコメント)
「この世界の(さらにいくつもの)
片隅に」は、
「この世界の片隅に」がベース
となっていますが、
すずさんの周りの人の
「世界の片隅」を丁寧に
描くことで、まるで別の作品のように
深みのある仕上がりとなりました。
とりわけ、印象的なのは
遊郭の女性(リンさん、テルさん)
とすずさんの交流ですね。
リンさんとの「桜」のシーン。
テルさんとの「雪」のシーン。
すずさんとは全然ちがう
「世界の片隅」に身を置く
女性との交流は、
美しくもあり、切なくもある。
多分、ここを描くことで
すずさんの揺れる感情の振り幅や
未来に向かって生きていく
強さの源泉、
つまり、すずさんの
「人間らしさ」を効果的に
表現できているのだと思います。
そう、なにがあっても
生きていかねばならぬのだ。
当時の広島を考えれば、
だいたいのことは
とるに足りないこと。
書いていて、
なんでこの映画が
好きなのかがわかりました。
それは、やはり
「圧倒的な前向き」を
最後にすずさんから
もらえるからなんだと思う。
うん、そうだな。
また定期的に何度も
観てしまう映画。
それが、「この世界の
(さらにいくつもの)片隅に」
なんでしょうね。
ああ、それにしても、
すずさんと晴美さんとの
被爆のシーンは
何度観ても切ない。。。
「もしも、左手で
手をつないでいたら、、、」
「もしも、草履を
脱いで走っていたら、、、」
後悔、先に立たず。。。
また、エンドロールまで
素晴らしい映画です。
最後の最後に「右手」を振る
演出がまた泣けます。。。
何度観ても素晴らしい映画なので、
まだ観ていない方は
ぜひご覧ください。
この世界の(さらにいくつもの)片隅に
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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