30代・40代の貯蓄額 100万円以下がなんと6割⁉

(Vol.597/607)
SMBCコンシューマー
ファイナンスがおこなった
「30代・40代の金銭感覚
についての意識調査2019」
によれば、
「0 万円(貯蓄ができて いない)」が 23.1%となったほか、「1 万円~50 万円以下」(24.6%)にも回答が集まり、100 万円以下までの合計は 60.5%となりました。貯蓄額が 100 万円以下という人が多数派のようです。
他方、「500 万円超~1 千万円以下」 (8.0%)や「1 千万円超」(9.8%)との回答もそれぞれ 1 割程度みられ、貯蓄額の調整平均は 195 万円となりまし た。
アンケートの母数は
1,000人程度ですし、
30代~40代と振り幅も広目です。
それにしても
貯蓄額100万円以下が「60.5%」は、
なかなか衝撃的な数値ですね。
とはいえ、
「仕事をリタイアする年齢までに、
どのくらいの貯蓄があれば
安心だと思えるか」
という質問をしたところ、
「500 万円超~1 千万円以下」(18.1%)に最も多くの回答が集まったほか、「3 千万円超~5 千万円以下」 (16.8%)や、「2 千万円超~3 千万円以下」「5 千万円超~1 億円以下」(同率 15.4%)にも回答が集まり、平均額は 5,214 万円となりました。
同様の質問を行った 20 代の調査結果を利用し、平均額を年代別に比較すると、20代 4,026 万円、30代 4,955 万 円、40代 5,473 万円と、年代が上がるにつれて金額が高くなる傾向がみられました。
老後が身近になってくるほど、 老後の生活に対する不安が高まり、安心できる金額を多めに見積もる人が多くなっているのではないでしょうか。
統計の「平均額」にあまり
意味はないように思いますが、
「5,214万円」は
「貯蓄額100万円以下」の層に
とっては絶望的な数値
ではないでしょうか?
「どうにかしたい」と
考えているのだけれど
「どうしていいのかわからない」
という人も多いのでしょうかね。
では、貯蓄をするには
どうすればいいのでしょうか?
まずは、「貯める仕組み」
をつくることでしょう。
たとえば、
・財形貯蓄で給与から天引き
・iDeCo、つみたてNISAなどで積み立て
基本的には、「余ったら貯蓄」
では貯まりません。
あらかじめ、強制的に使えなくなる
仕組みが必要ですね。
そして、次にできることは、
支出を見直すこと。
「あなたの収入は
どのように使われているか?」
と聞かれたときに、
すぐに答えられますか?
もし、わからないのであれば、
どのようにお金が使われているのか、
見える化しましょう。
無駄な支出があれば、
その支出を減らすと
貯蓄ができる余裕ができます。
次回は、同調査において
消費傾向についての結果も
面白いので、引き続き
見ていきたいと思います。
本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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