いざというときに困らないため、お焼香について調べてみた
先週末に祖母の3回忌の法要がありました。父親にならってお焼香をしましたが、もし自分より前にお焼香する人がいないと困ってしまうかもしれないなあ、と思いました。
頻繁にお焼香をするわけではないので、思い立ったときに調べてみました。
お寺の門前の柿の木
お焼香とは
お焼香とは、仏式の葬儀や法事でお香を焚くことを言います。香炉に抹香(香木を砕いた細かい木片)をくべてお香を焚きます。
お焼香は、心と身体の穢れを取り除いて清浄な心でお参りするための作法であり、 通常は左手に数珠を持ち右手でお焼香をおこないます。親指、人差し指、中指の3本で抹香をつまみ、額のところまであげて(『おしいだく』という)から、指をこすりながら抹香を少しずつ香炉に落とします。(仏教の宗派により『おしいだ』かないことや、お焼香の回数は異なるようです)
右側に抹香、左側に香炉がある
お焼香の形式
お焼香の形式は3種類あります。
立礼焼香
1 焼香台の前に立ち遺族に向かい一礼
2 遺影に向かい一礼
3 一歩進み、お焼香を1〜3回おこなう(宗派による)
4 遺影に向かい合掌
5 一歩下がり、遺影に向かい一礼
座礼焼香
畳敷きの会場でおこなわれます。基本的には立礼焼香と同じですが、正座してお焼香をおこないます。
回し焼香
うえの2つとは違い、焼香炉が席に回ってきます。焼香炉を畳敷きなら自分の前に、椅子なら自分のヒザのうえに置いてお焼香をおこないます。終わったら、となりの人に焼香炉を回します。
お焼香の回数
お焼香の回数は宗派により異なります。ご参考までに各宗派の回数の目安です。
真言宗 3回
日蓮宗 1回または3回
浄土宗 特に定めなし
浄土真宗 1回(おしいだかない)
天台宗 特に定めなし
曹洞宗 2回(1回目はおしいだき、2回目はおしいだかない)
おまけ
3回忌は、丸3年目ではなくて丸2年目におこないます。なぜか?
仏教では、人が亡くなって丸1年の日を『1周忌』といい、丸2年まわった日を『3回忌』といいます。これは、亡くなった日が1回目の忌日、丸1年目が2回目の忌日、丸2年目が3回目の忌日であるからです。
なるほど、確かに『1回忌』とは言わないですね。1年目は『1周忌』、2年目は『3回忌』で矛盾がないこと、納得できました!
まとめ
お焼香は、宗派によって(もしかしたら地方によっても?)やり方が異なります。ただし、重要な事は、作法よりも個人を想ってお焼香をおこなったかどうかです。
まずはご自分の家のやり方を身につけ、余裕があれば先方の宗派に応じたお焼香をおこなうという心構えでいいようです。
Today’s Word (No.16)
<noun>
a substance that has a pleasant smell when you burn it.
なんという言葉を説明しているのでしょうか。答えは【編集後記】の下。
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【編集後記】
法事の日の会食にいったカニ料理屋の送迎車がかわいいです。カニTOYOTA!
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【Today’s Word】
A : incense
今まででいちばんむずかしいですね。
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