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資産運用するなら知っておきたい優遇制度 一般口座 NISA つみたてNISA

 
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(Vol. 457/500)

資産運用に興味があれば、
優遇制度は知っておくべきでしょう。

 

今回は、株式投資にまつわる
優遇制度をざっとご紹介します。

 

 

株式や投資信託を買うには?

株式や投資信託は、
いずれかの方法で購入します。

 

一般口座

NISA(ニーサ)

つみたてNISA

iDeCo(イデコ)

それぞれ特徴がありますので、
自分にあったもので運用することが重要です。

 

 

一般口座

まずは、一般口座です。

 

NISAも一般口座がないと
開設できないので、
まずは一般口座を開設します。

 

なお、
一般口座に代えて
税金の処理が簡単な特定口座を
選択できることもできます。
開設時に検討してみましょう。

 

メリット①

他の証券会社の一般口座などの譲渡損益や配当所得と相殺できる

 

メリット②

譲渡損失がある場合、3年間繰り越せる

 

 

メリット①は、たとえば、
A口座が▲500、B口座が+800の場合。


2つの損益を相殺して300が課税される
ということになります。

 

メリット②は、たとえば、
2017年▲500の譲渡損失を繰り越していて、
今年の譲渡益が+200の場合。


繰越損失と今年の利益が相殺されるので、
課税対象は0になります。

 

ちなみに、
未使用の▲300(500-200)も
あと2年間繰り越せます。

 

まとめると、
損したときに税金の特典を受けられる
のが一般口座ですね。

 

 

NISA(ニーサ)

つぎは、NISA(ニーサ)です。

 

NISA口座は、
1人1口座だけ開設できます。

 

年間120万円まで5年間にわたり、
この口座で株式などを購入できます。
(合計600万円)

 

メリット①

譲渡益が非課税

 

メリット②

配当などが非課税

 

 

たとえば、
2018年にNISA口座を開設した場合。

 

2018年~2022年まで毎年120万円
(合計600万円)のNISA枠があります。

 

(SBI証券のNISAイメージ)

 

2018年に購入した株式等は、
2022年まで上記のメリットが
受けられます。

 

現行税率は20.315%ですから
インパクトは大きいですね。

 

仮に、
120万円で買った株式が
5年後に5倍の600万円になったとしたら、
譲渡益480万円の20.315%の
約98万円が非課税となるわけです。
(取らぬ狸の皮算用ですが。。。)

 

逆に、デメリットもあります。

 

デメリット

譲渡損失が一般口座などと損益通算できない

 

NISA口座は非課税口座なので
他の口座と損益通算はできません。

 

また、NISA口座の譲渡損は、
一般口座のように
繰り越すこともできません。

 

結果として、
NISA口座で譲渡損が発生した場合、
「切り捨て」となります。

 

これは痛いので注意が必要ですね。

 

うまく使えれば大きなメリット、
失敗すると痛いデメリット、
それがNISA口座ですね。

 

つみたてNISA

そして、2018年から
もうひとつのNISA「つみたてNISA」
がはじまりました。

 

これは、NISA口座の大半が
年間120万円まで使われていないため、
この制度がつくられたそうです。

 

通常のNISAと選択制で、
年間40万円まで20年間にわたり
取引ができます。(合計800万円)

 

メリットとデメリットはNISAと同じです。

 

特徴として、
投資対象は指定を受けた
投資信託だけとなります。

 

堅実な商品が多いため、
過度の値下がりリスクは避けられます。

 

長期の非課税期間が設けられたため、
個人の資産形成を助けるような
制度設計となっています。

 

 

むすび

・一般口座
・NISA
・つみたてNISA

それぞれ特徴がありますので、
自分にあった制度をうまく活用し、
あなたの資産形成に役立てましょう!

 

ちなみに、私は「一般口座」の他、
2014年〜2017年までは「NISA口座」、
2018年から「つみたてNISA」で運用しています。

 

もうひとつの制度、
iDeCo(イデコ)はこれらと
少し毛色が違いますので
また次の機会にご紹介しますね。

 

 

本日も最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。

税理士 / キャッシュフローコーチ
齋藤泰行(さいとうやすゆき)
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