「投資のあり方」を決めていますか?
(Vol.423/500)
大幅な下落はツラいものです。。。
久しぶりの相場の下落
久しぶりに「株式相場の下落」がありました。まだ復調しているわけではなく、これから更なる下落がないとも言えません。
最近、投資をはじめた人は、気になって仕方がないかもしれませんね。耐えきれず赤字で投げ売り、いわゆる、「狼狽売り」なんてよく聞く話です。
こういう行動は、投資の軸が定まっていないから、やってしまいがちだったりします。というか、みんな痛い目にあって学習することで、自分なりの「投資のあり方」を確立しています。
どういう意図で投資するのか?
投資するにあたり、あらかじめ考えておきたいのは、「どういう意図で投資するか」です。長期なのか短期なのか、トレードなのか資産形成なのか、など。
たとえば、「長期で資産形成を目的の場合」と「短期でトレード目的の場合」では、とるべき方針は全然違います。
自分の基本となる軸を定めないと、いざという時に取るべき行動をとれないわけです。
たとえば、チャートを見る
日経チャートを見てみましょう。
6ヶ月のチャートです。10月初旬から見ると10%以上の下落です。テレビのニュースでも取り上げられているので、それなりの下落と言えます。
「短期でトレード」を想定しているのならば、撤退ラインを決めておき、すでに損切りをしているべきでしょう。「空売り」にポジションを転じていても、おかしくありません。
一方で、「長期で資産形成」を想定しているのならば、短期的な値動きはあまり関係ないでしょう。長い期間軸で考えるべきだからです。
たとえば、10年のチャートを見ると、
今回の下落は、そんなに大した下落でないことがわかります。10年前からはじめていれば、2倍以上になっているので、10%下がってもそれほどインパクトがありません。放ったらかしておけばいいのです。
つまり、同じ状況でも、軸によって取るべき行動は全然ちがうわけです。
一番好ましくないのは「長期だと言っておきながら、狼狽して売る」とか「短期だと言っておきながら、損が出ると塩漬けする」とか軸がブレてしまうことでしょう。
むすび
いろいろと痛い目にあいながらも、ITバブルショック、リーマンショックなどを乗り越えて、相場にとどまれています。大事なのは自分にあったスタイルを築き、退場せずに相場に居つづけることです。
そのために、あらかじめ目的を明確にして、やるべき行動を明確にしておく必要があります。投資の「あり方」が重要なわけです。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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